2月26日、政府の地震調査委員会が、東日本太平洋側の海溝型地震の新たな発生確率を公表しましたね。それによると青森県東方沖から房総沖の日本海溝の全域で、今後30年以内で30〜90%の確率で起こるそうです。
地震だけでなく、災害大国日本に住んでいる限り、どこに住んでいても安全な所はないのです。どこで災害に遭うかもわかりませんが、家族のために、家にたどり着きさえすれば、多少生き延びるだけの準備はしておきたいと改めて思いました。
「避難所に行けば何とかなる」という考え方は甘いです。マンション住人の場合、避難所には入れない事もあります。建物が壊れさえしなければ、自宅避難を考え、自分で準備できることはしておきましょう。
とは言え、どこから始めたら良いのかわからないという方も多いと思います。
大規模な地震が起きた場合の備えとして最低3日分の水と食料と言われていますが、それでは全く足りないです。餓死者が出るとも言われています。家庭内で、せめて1週間〜10日の蓄えをしましょう。
大抵のご家庭ではカセットコンロをお持ちではないでしょうか?「パッククッキング」という調理法を覚えておくと非常に役に立ちますのでお勧めします。高くて味の濃い非常食をたくさん準備するよりも、普段の食事に近い温かい物を食べる事が生き延びる力になります。
ネットで「パッククッキング」と検索すると、たくさん紹介されています。半透明のポリ袋に材料を入れ先を結び、大きな鍋にそれぞれの袋を入れ、湯せんするだけの調理法です。お湯も汚れないので、何度も使えますし、冷たいおにぎりなども温かくして食べる事ができます。
ホットケーキミックスで簡単に蒸しパンもできますし、材料を入れたポリ袋を冷蔵庫に準備しておくと、料理の作り置きにもなり、普段からこの調理法を身につけておくと、料理の幅も広がります。
カセットボンベは強火で1時間しか持ちませんので、おのずとある程度の本数を用意する必要がありますが、水道・電気・ガスが使用できなくなる避難生活の中で、短時間でもガスが使用できる安心感は大きいと思います。
我が家の子ども達は防災には全く耳を傾けてくれなかったのですが、パッククッキングの料理を作り始めたら、興味を持って話を聞いてくれるようになりました。
今年はゴールデンウィークが長いので、その日の1日でガス、水道、電気を使わない疑似避難生活にトライしてみようと思います。
ぜひ「パッククッキング」を検索してみてください。比較的ハードルの低い備蓄から始めてみませんか?
(マンション管理士 C.N)
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(投稿日:2019年03月7日 | カテゴリー:未分類)