一般社団法人マンション管理組合支援センターは、2014年夏に新しく発足しました。管理組合は、住民が快適なマンション生活を送るために、さまざまな仕事を遂行していかなければなりません。そんな多様な仕事=マンション管理組合の健全な運営に役立つヒントを、これまで培った経験からご紹介していきます。
複数の所有者がいるマンションは、その所有者が自分たちでルールを決めて、共有部分や敷地を管理していかなければなりません。マンション管理組合は、所有者一人ひとりの意思を反映し、マンションの維持管理をスムーズに行うことを目的に設立された「団体」です。
マンション管理組合の業務は、住民が快適に暮らせるよう、共有財産であるマンションを維持管理することです。主に以下の業務が含まれます。
など
マンションの維持管理を住民たちの力で行うことができれば、費用を抑えることができます。しかし、実際には住民の多くが仕事などで多忙で、管理組合の活動に専念することはできません。一説には、大多数のマンションは、維持管理の仕事を管理会社に委託していると言われています。
マンション管理会社は、住民のニーズに誠実かつ正直に仕事をしています。しかし、住民のほとんどが、マンションの維持管理にかかる費用が「なぜその値段なのか?」「実際にどういった作業が必要で、どのようなコストなのか」を把握していません。そのため、管理会社の提案する修繕などに意見を述べることができない状況があります。マンションは集合住宅とは言え、住民自身の大切な財産です。「自分の財産は自分の手で守る」という意識を持つことが欠かせません。
マンション管理組合支援センターは、マンション管理組合の業務を支援しつつ、自治意識を醸成することを目的に活動しています。支援センターのメンバーは皆、マンション管理の仕事に長年携わっており、管理組合や管理会社を取り巻く状況・問題に精通しています。
このブログでは、そんなマンション管理組合を取り巻く状況を分かりやすく、ときにおもしろおかしく紹介し、マンション管理組合の健全な運営に役立つヒントを提供していきます。
(投稿日:2014年10月9日 | カテゴリー:このブログについて)